懐かシネマ劇場 スタア銀幕エッセイ |
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スリーサイズ神話・・・はノンケ男の妄想 | |
みなさんはジェイン・マンスフィールド(Jayne Mansfield)という女優さんを知ってますか? 金髪のグラマァ女優がもてはやされた1950年代、マリリン・モンローの後を追うような形でデビューした彼女は、IQ158(資料によっては163)の知能指数を誇る頭脳派グラマァでした・・・・・ いや、頭脳派のはずだけど、マリリンのように「寝る時はシャネルの5番を着てるだけ」なんていう洒落た名言を残したわけでもなく、マリリンほどの演技センスもなかったのか、作品的にも恵まれないまま、マリリンが亡くなった5年後に、彼女もまた、亡くなってしまいます。 自分の”そっくりショー”の審査員として会場へ向う途中の自動車事故でした。 彼女こそはグラマァ好きなアメリカ人男性の妄想が創り上げた”伝説”だったような気がします。 日本の外国女優名鑑などで紹介されてる彼女のプロフィールは、身長165センチで、バスト・ウエスト・ヒップのスリーサイズが、115−53−90 とされてるものが多いようです。 身長は5フィート6インチ(168センチ)が正解のようですが(165センチは1インチを2.5センチ換算した誤り)、それでも、欧米人女性としては特に大柄ではないのに、このスリーサイズはすごいです。 でも、彼女の場合、IQを含めたすべての数字が大げさ、過剰申告のような気がします。 彼女は出演作品より、本人の存在そのものが話題になっていたタイプの芸能人だったようです。 パーティー会場でマリリンやソフィア・ローレンを見つけてはバスト比べを挑んで顰蹙を買ったり、「わたしとどっちが肉体美?」とばかりにミロのビーナスの前でポーズをとったり、ある意味サービス精神に溢れていた人だったようです。 B級ヘラクレス映画に出てたハンサム・ボディビルダーと結婚(のち離婚)したのも、ルックス重視(?)の男性観からきてる気がします。 知的コンプレックスがあったと言われるマリリンは、インタビューの受け答えも気が利いてたようだし、自分を魅力的に見せるための表情や演技に特別なセンスを持っていたようけど、ジェインはそういう意味では、せっかくの高い知能指数が有効に働かなかったみたいです。 資料を調べていくうち、115−53−90はどうやら、彼女のバストとウエストとヒップの各部位ごとの一番良い時の数値をつなぎ合わせた数値のに思えてきます。 ちなみに、亡くなる直前の1967年に来日した時は「バスト102センチのグラマー」という見出しの記事が書かれていました(「映画の友」1967年4月号)。(この来日時に大橋巨泉さんの「11PM」に出演) 彼女の日本でのデビュー公開作「女はそれを我慢できない」(56)の雑誌広告やポスターでは”バスト42インチの肉体美人”という宣伝文句が使われていますが、翌年の「よろめき休暇」(57)の劇中では自ら「私のバストは100(センチ)よ」と言ってるのです。 このシーン、DVDの日本語字幕は「100」でも英語で「40(フォーティー)」と発音してるから、正確に1インチ=2.54センチ換算で、やはり”102センチ”ということになります。 「女はそれを〜」から「よろめき休暇」までの、およそ1年の間に42インチから40インチへと、2インチ縮んだのでしょうか? いやいや、そんなはずはありません。 、”バスト42”は日本の映画配給会社の宣伝スタッフが「女はそれを我慢できない」のポスターのキャッチコピーを、よりインパクトを強めようと勝手に2インチ底上げした数字と思われます。 実際、アメリカ本国では彼女のサイズは 40−24−36と発表されてるものが多いようです。 センチに直すと102-61-91.5 ということになり、115-53-90説よりかはいくぶん信憑性があります。 2004年に岩波書店から出た「アメリカでいちばん美しい人〜マリリン・モンローの文化史」で、マリリンとの比較としてジェインのことにも言及してあるのですが、この本の著者、亀井俊介さんは「40-24-36説」を採用されてます。 ※註1:その後の調査で、ジェインのバストは’50年代は40インチ(102センチ)のだったが’67年に記者(雑誌記者?)が測定した時には、46インチ(117センチ)のだったという記述が「Biglobe百科事典」にありました(これにより115センチは46インチの2.5換算だったことが判明)。 5人の子供たちの授乳で大きさは変化してたのでしょう。 また、ピアノとバイオリンを演奏し5カ国語を話す才女だったことも判明、本人の言動に知的なイメージはなくとも、案外本当に知能指数高かったのかもしれません。 |
過剰申告しなくとも 充分グラマーな ジェイン ソフィアローレン の視線にライバル 意識が・・・ あるパーティー での マリリンとジェイン '60年代初頭の ジェイン 舞台版「紳士は金髪がお好き」や「バス停留所」に出演、特に「バス停留所」の演技は評判だった。 やはり、マリリンを意識していた? |
イギリスのモンロー” と呼ばれた ダイアナ・ドース ジェインが マリリンをより庶民的に した感じなのに対し。 マリリンよりノーブル な顔立ちの美人だった。 ロッド・スタイガー との不倫が話題に なったことも |
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個人的には「グラマァ女優」にはあてはまらないと思うのだけど、BBことブリジット・バルドーも、間違ったスリーサイズ伝説がひとり歩きしてしまってて、本来の持ち味が伝わらず、こまったことになってます。 彼女のプロフィールを紹介する際によく添えられる、99−49−89 というとんでもない数値・・・・人体の構造上、ありえないです。 映画を見ればウソだってすぐわかるでしょうに・・・どうしてみんな、こんなでたらめな数字を信用しちゃうのでしょう? 70年代に芳賀書店から出版された「シネアルバム2 ブリジット・バルドー〜現代を魅惑するエロスの女神」という写真集にこの数値が印刷されてましたが、それが諸悪の根源です。 いや、それ以前にも映画雑誌の別冊(昔はグラマァ特集というのが季節ごとに出てました)などで発表されてた数値かもしれません。 映画を見たらわかるように、BBはそんなユッサユッサした巨乳ではありません。 BBが当時の女性のファッションリーダーとなりえたのは胸が極端に大きすぎないことが一因で、実はこれが重要なポイントではないかと思います。 だからといって、オードリーやツウィッギー(ミニスカートを流行らせたモデル)のようなスレンダー美人ともちがうのだけど、若いころのバルドーはバレエで鍛えたスポーティーな、女鹿のような肢体でした。 人によってはBBの体の線を「少年ぽい」と言う人もるけど、その言葉はBBよりミレーユ・ダルク(「恋するガリア」)のほうがもっと似合います。 ミレーユは研ナオコさんと同じサルみたいな顔だったけど、スラっとしてファッショナブルでカッコ良かった(身長172センチでスリーサイズ未発表)。 ミレーユはBBのファッショナブルな部分を引き継いで1960年代後半で開花させた人という気がします。 フランス女優としては「お嬢さんお手やわらかに」などのミレーヌ・ドモンジョのほうがBBより柔らかく女の子らしい曲線美でした。 BBの場合、いわゆるグラマァ女優という言葉からイメージする豊満感はありません。 小柄なイメージを持ってる人が多いようだけど、身長は168センチ(166センチ、170センチとも)なので、結構スラっとして昔の日本人からすれば長身です。 プチグラマァの「プチ」は「小柄」という意味より「ちょっと」グラマァという感じです。 99−49−89というのは、映画「裸で御免なさい」(56)の劇中で使われた数字のフランス語を聞き間違えたか、インチからセンチに直す時の計算まちがい、または印刷時の誤植にちがいないです。 ちなみに「裸で御免なさい」のストリップコンテストのシーンでは”166センチ 90、50、88”という日本語字幕がでます(現行の日本版DVDより)。 |
1957年頃のBB ”バスト99”は 迷惑なデマ だけど、 乳房の 位置と形は 理想的 ミレーユ・ダルク 1966年当時 ボーイッシュな パンツルック が新鮮だった ・・・らしい |
BBは乳房そのものが上付きなので、案外、バスト90は本当かもしれませんが、ウエスト50はありえません。 あの映画の中で着てるコルセットみたいな腰を締め付けた衣装がウエスト50センチなのでしょうか? (そう言えば「風と共に去りぬ」の劇中でヴィヴィアン・リー演じるスカーレット・オハラが、締め付けたコルセッの寸法をを黒人のメイドさんに計ってもらって、「50センチ?昔は46センチだったのよ」とか言うシーンがありました) 夫だったロジェ・バディムの自伝(註)の中に、結婚当時、バディムが両手で締めつけると、BBのウエストを掴めたということが書かれているけど、それだけ彼女は体が柔らかかったのでしょう。 (註:「我が妻、バルドー、ドヌーブ、Jフォンダ」翻訳本は中央公論社、1987年刊行) 「丸善」の洋書売り場で見たバルドー写真集(高額なので買えませんでした)でのBBのプロフィールにはたしか、「35−22−35」と記載されてて(センチに直すと 89−56−89 なので)、これならまだ充分ありえる数値です。 |
数字の真偽はともかく、女性の肉体に性的興奮を感じない者が見ても、BBの肢体には人体=女性の体が持つ造形の美を感じさせます。 でも、それはBBが20代半ばあたりまでで、1961年、26歳の時の「何がなんでも首ったけ」の透け透け全身タイツでパチャンガダンスを踊るあたりから微妙にボディラインはゆるくなってきてます・・・・それでも充分に均整のとれた美しさと言えるのですが、やはり女性は出産を境にホルモンの分泌が変り、微妙に体型が変わるのかもしれません(BBは1960年、ジャック・シャリエとの間に一人息子ニコラ君を生んでいる)。 まあ、女優さんのスリーサイズはほとんど過剰申告か誇大妄想の賜物ですが、なかにはかなり信憑性の高いフェアな数字を公表してる人もいます。 それは「恐竜100万年」(66)や「ミクロの決死圏」(66)でSF映画ファンにはおなじみのラクェル・ウェルチねえさんです。 彼女は身長168センチで、スリーサイズは 94−56−89※ ということらしいけど、写真を見ても、実際に映画の中で動いている彼女を見ても、その数値が全然疑わしくないくらい迫力のあるプロポーションです。 全身整形手術の人工美人の噂もあるけど、そんなことはどうでもよくて、正々堂々と本当の数字(か、きわめて誇張の少ない数字)を公表してるところを評価したいです。 特にウエストはこれだけ急カーブでくびれてて、やっと56センチというのがリアリティを感じます。 いかに他のグラマァ女優や、今のAV女優、グラドルたちが嘘をついているかわかるってものです。 先日、テレビで公表60センチのグラビアアイドルのウエストを実際にメジャーで測ってみたら実寸は66センチだったという事実を目撃しました。 胸だって、ラクェルなら仮に「100センチよ」ってホラ吹いたって、誰も信用してしまうくらい立派です。 ラクェルこそはグラマァ女優の鏡です。彼女と比べてみれば、他の女優さんのスリーサイズはウソかホントか判断する基準にできます。 |
ラクェル・ウェルチ 1967年頃 「ボッカチオ70」(62) の ソフィア・ローレン |
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もうひとり、比較的、信頼できるのは、イタリアの大女優、ソフィア・ローレンです。 身長は173センチ(映画雑誌などではよく170センチと紹介されてますが、5フィート8インチを2.5センチ換算した間違いでしょう)で、スリーサイズは96.5−61−96.5(38−24−38)。 ※その後の調査(海外サイト)でソフィアの正確な身長は5フィート8インチ1/2=174センチと判明、 これはきっと「島の女」(57)や「ボッカチ70」(62)あたりまでの若い頃で、後年はもっとスマートでエレガントな御婦人になってゆきます。 その「ボッカチオ70」という映画ですが、1962年、文豪ボッカチオの没70年を記念して(ではなかったと思うけど「70」の意味は不明)、もし、ボッカチオが現代に生きていたらこんな小説を書いたであろうという想定のもとに、4人の有名映画監督が各一編づつ創った、4話からなるオムニバス映画です。 ローレンが出演するのはビットリオ・デシーカ監督篇の「くじ引き」という挿話でしたが、フェデリコ・フェリーニ監督編の「誘惑」に出演したアニタ・エクバーグこそはグラマァの中のグラマァです。 |
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身長175センチで、 108−62−105というスリーサイズ。 ウエストはともかく、バスト、ヒップは嘘ではない気がします。 もともとミス・ユニバース、スウェーデン代表からハリウッド入りした人なので、顔立ちも華やかなゴージャスな人でした。 ”大女”好きのフェリーニ監督に招かれて「甘い生活」(60)に出演してから次の作品が、ボッカチオ70「誘惑」で、フェリーニの”性癖”が最もよく出た一編です。 この作品では堅物の大学教授を誘惑する看板娘=夜な夜な巨大看板から抜け出す身長7メートル(推定)の巨大女として登場します。 キネマ旬報が発刊した女優名鑑で彼女のバストが「180」となってるのを見た事あるのですが、あきらかに”誤植”で、増版では「108」に訂正されてたと思うけど、こういう誤植から案外、グラマァ伝説が発生するものかも知れません、ジェインやBBもきっとそうです。 ところで、グラマァ女優と言えば誰もが一番先に思い浮かべるマリリン・モンローのスリーサイズって気になるでしょ? |
1956年頃 ハリウッド時代の アニタ・エクバーグ イタリア映画に 出演する 頃になると さらにヴォリュームUP |
30年くらい前に芳賀書店から出た「シネアルバム1 マリリンモンロー〜消えていった世界の恋人」の中の記事では、亡くなった時の検死の測定値として、身長65.5インチ(5フィート5インチ1/2=166.4センチ) 34−23−37(86−58−94センチ) となってて「マリリンって意外とバスト小さいのか」と思いました。
しかし、その数値はやはり真実だったと思えるようになったのは、マリリンが亡くなる直前に撮影されたものの未完成となってしまった「Something's got to give」※(註1参照)のフィルムを見てからです。 それを見ると、亡くなる直前のマリリンはずいぶんほっそりしてるのです。 レンタルビデオ「マリリンモンロー・ラストシーン」やDVDセット「マリリン・モンロー・ダイアモンドBOX」特典DVD「マリリンモンロー・ファイナルデイズ」などに、その「Something〜」の映像が収録されています、それまでにない女性らしい魅力のマリリンを見ることができるので、ファンの人は必見 「お熱いのがお好き」(59)や「恋をしましょう」(60)、「荒馬と女」(61)など後期のマリリンは明らかに太りすぎで,特に完成した作品としては最終作となった「荒馬と女」のマリリンは疲れたような重い太り方でした。 それがダイエットに成功したのか、健康状態がよくなかったのか「Somthing〜」のスクリーンテスト・フィルムで、モデルのように歩きながらポーズをとるマリリンは鎖骨が浮き出るほど痩せてエレガントになっています。 古い雑誌ではマリリンは身長162.5センチで 90−60−87と紹介されることが多かったのですが、これは5フィート5インチ、36−24−35を、1インチ=2.5で計算したもので、厳密に2.54で計算すると、165センチ、91.5ー61−89となります。 これはたぶん、彼女が現役で活躍してた頃に発表されたものでしょう。 検死報告の測定は必ずしも正確とは言えないかもしれません。 自動車事故で亡くなったジェインは生前より2インチも高い身長が報告されてるのですが、頭部をかなり損傷してたはずですし、立ってるのと寝た状態でも多少は変わるはずです。 アメリカ人男性というのは胸の大きい女性が好きで、バストの数値がヒップより大きいのを喜ぶ傾向があるって、マリリン関連の記事で読んだ記憶もあります。 マリリンは生前、自分のヒップの数値が間違って発表されてることに対し「私のヒップのサイズを86と書く時は気をつけてね、それはヒップの上側のサイズだとはっきりさせて、下側は94なんだから」(原文ママ)と発言しています(※註参照)。 ドレスを作るための採寸方法はわからないけど、いろんな部分を計るので、本来のヒップとは別の位置の数値がまちがって流通してしまったのでしょう、たぶん。 |
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実際のマリリンを見た感じではバストよりヒップが大きい感じがするし、バストのほうがヒップより大きいラクェル・ウェルチとは逆の、もっとやわらかい体型です。 なお、TVfan別冊の映画雑誌「MOVIE 」第1号(2007年6月発売)で大々的に組まれてるマリリン特集記事では、マリリンのスリーサイズを94−58−91と紹介してあり、「紳士は金髪がお好き」で競演した先輩グラマァのジェーン・ラッセルは173センチ 97−64−91 と紹介しています。 なぜだかわからないけど、マリリンもラッセルもバストとヒップの数字が逆なのです。 昔買った「世界映画俳優全史―女優編―」(社会思想社)ではラッセルはバストが91でヒップ97となってるけど、絶対、この古い資料「世界映画俳優〜」のほうが正しいような気がします。。 それでは最後に、各女優さんの一番スタイルの良かった全盛期のスリーサイズを、なるべく事実に近いと思われる数字でまとめてみました。 (小数点以下は四捨五入) |
「紳士は金髪がお好き」(53) ラッセルのほうが 背が高く脚も長いけど、 S字曲線の柔らかさ ではマリリンに軍配 |
Name | Tall | B−W−H | コメント | ||
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ジェーン・ラッセル | 173 | 91 - 64 - 97 | 気風のいい姉御キャラが似合った。 | ||
マリリン・モンロー | 165 | 91 - 61 - 94 | 時期によって、かなり変動あり、検死報告では身長166センチ | ||
アニタ・エクバーグ | 169 | 108-62 - 105 | ウエストはもっと太いはずだけど、グラマァ美人の代表(身長は175cm説も) |
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ジェイン・マンスフィールド | 168 | 102- 61 - 91 | 検死報告ではなぜか身長5フィート8インチ(173)、生前の5フィート6インチ説を採用 | ||
ダイアナ・ドース※ | 168 | 93 - 61 - 89 | 本国イギリスでは文筆家としても有名だった | ||
ソフィア・ローレン | 174 | 97 - 61 - 97 | イタリアを代表する大女優として大成 | ||
ブリジット・バルドー | 168 | 89 - 56 - 89 | 首から肩のしなやかさとバレエで鍛えた脚が美しい,身長は170説がホントかも | ||
ラクェル・ウェルチ※ | 168 | 94 - 56 - 89 | ダイナミックでシャープすぎるラインは人工美の噂も? | ||
エルケ・ソマー | 170 | 91 - 56 - 91 | ドイツ産、ファニーフェイスででビキニ姿が抜群だった | ||
アン・マーグレット | 159 | 89 - 58 - 89 | バストはもっと小さい気がするけど、小柄で均整がとれてた | ||
由美かおる | 157 | 86 - 57 - 88 | 「同棲時代」当時のこの数値、今も維持している??? | ||
(参考)叶 恭子、 叶 美加 |
168 170 |
96 - 56 - 90 101- 58 - 91 |
営業用数字、 特にウエストは姉妹ともかなりな過少申告。 |
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美人女優の代表格、エリザベス・テイラーはバストが36インチ半(93センチ)あったそうです。 数々の名作に出演しているイタリアの庶民派グラマァのクラウディア・カルディナーレはバスト88センチとも94センチとも資料(映画雑誌)によってまちまち、海外サイトによると身長は5フィート8インチ(173センチ)だから、意外と大柄なのだけど、日本の映画雑誌で彼女の身長が表記されてるものはほとんどありません。 きっと編集者が、日本のファンが勝手に抱いている"小柄で親しみやすい"イメージを尊重してたからでしょうか? |
※註:ラクエルのスリーサイズは当初「94-57-90」と記してましたが、これはスクリーンなどの洋画雑誌で彼女のプロフィールによく添えられてた数字です。 「スクリーン」1966年5月号に、「37-22-35」(インチ)と記述があるので、これをセンチ法に直した数値を採用しました。 ※註:ダイアナドースも海外のファンサイトで5フィート6インチ、36・1/2-24-35と判明、35-23-35(89-58-89)という資料(映画雑誌)もあり、これはデビュー時と思われます。 |
「キッスは殺しのサイン」 のエルケ・ソマー |
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※註=「Something's got to give」はドリス・デイ主演作として最初からすべて作り直し、「女房は生きていた」のタイトルで日本でも公開されました。 脚本もドリスのイメージに合わせたものに書き換えられ、ヒロインがプールで全裸で泳ぐシーンなどはなくなりました。 ※註=1992年に発刊されたマリリン発言集「モンロー・トーク」 (フウス・ライステル編/関美冬:訳 出版:UPLINK 発売:河出書房新社) これは各メディアにマリリンが語ったものを集めたものだけど、ある意味で”自伝”とも言えます |
日本でも翻訳本が発売された「モンロー・トーク」 虚言・矛盾もあるらしいけど、 言語感覚に優れた人だったようです。 |
(追記) この2008年3月に亡くなった根岸明美さんは、週刊新潮の追悼記事によると、バストが103センチあったそうです。 映画やテレビで見た記憶では、そんなには見えなかったけど、たぶん、映画デビュー前の、日劇ダンシングチーム時代の数値じゃないかという気がします。 ジョー・ディマジオとの新婚旅行でマリリンが来日するにあたり、マリリンに対抗できる日本のグラマーは彼女しかいないという事で、帝国ホテルでの歓迎レセプションに抜擢されたのかもしれません(?)。 ’08.3.24記 川本三郎さんの著書「美女ありき」によると、アニタ・エクバーグの身長は5フィート6インチ1/2=169センチと表記してあり、キネマ旬報「世界俳優名鑑」の175センチより、こちらを採用しました。 マリリンのスリーサイズはWikipedia他で「94-61-86というのが定説になってしまっていますが、あきらかに間違いです。'14. 1,26記 |