ビビン麺(ピビム麺)のタレは意外と簡単!
  
(写真は大阪・アジヨシ千日前店の手打ちビビン麺)
最近は近所のスーパーでも普通に売ってるビビン麺。
もし、売ってなくても、韓国冷麺の麺さえ手に入れば自分で作ったほうが、美味しくできます。
もし、韓国麺が近所に売ってなくても、そうめんやカッペリーニ(細パスタ)で代用可。
まずは、自己流ではなく、立ち読みした料理本や料理サイトから、最も平均的なタレの作り方をまとめてみまし。
ビビン麺タレ・基本レシピ、(2人前)
コチジャン 大さじ 4杯
しょう油 大さじ 2杯
お酢 大さじ 2杯
砂糖 大さじ 2杯
ゴマ油 大さじ 1杯
ニンニクすりおろし 1/2かけぶん
※その他、料理本によっては、おろしリンゴorおろしナシを1/4〜1/8個入れるとするものもありますが、その場合、砂糖の量は少し減らして大さじ1杯〜大さじ1杯半とします。

※砂糖は、本場韓国では水飴を使います。
糖分を気にする人は液状のダイエット甘味料を使うとよいでしょう(ただし、味の素の「パルスイート」など砂糖の3倍の甘さだったりするので注意!)

※他にタレに入れる調味料としては、牛肉のゆで汁(大さじ1杯)、粉唐辛子、おろしショウガ、おろし大根、おろし玉葱、すりゴマなど。
料理本によっては、お酢の代わりにレモン汁を入れるとするのもあります。
※本場韓国ではタレに炭酸サイダーを入れるという説もあります。
現実的には「牛肉のゆで汁」とか「粉唐辛子」は用意しにくいので、なくていいです。
すりおろしニンニクも、生ニンニクを買わなくてもチューブ入りのが売ってますし、それもなくても問題ないです。  以下はもっと簡単に美味しいビビン麺タレを作る裏ワザ(反則ワザ?)です。
ビビン麺タレ・裏技レシピ (注!1人前)
コチジャン(できればチューブ入りが便利) 大さじ 2杯
焼き肉のタレ(しょうゆ味、味噌味どちらでも可) 大さじ 1杯半
お酢(作例はりんご酢使用)レモン果汁でも可 大さじ 1杯
砂糖(デブはダイエット甘味料=できれば液状) 大さじ 2/3杯(ぶんの甘さの量) 
ゴマ油 大さじ 1杯
すりおろし林檎or梨 1/8個ぶん
※すりおろし林檎(梨)が用意できない場合、砂糖は大さじ1杯(ぶんの甘さのダイエット甘味料)
※焼き肉のタレは、あまりスパイシーでない甘口のものがこのましいです。

        
※絶対なくちゃいけないことないけど、あったらいいもの=ゴマ
ねりゴマ(芝麻醤 )タレに混ぜる=味がまろやかになります。
すりゴマ(タレに混ぜる、ふりかける)、いりゴマ(盛り付けの最後にふりかける)
                
作例左:錦糸卵はスーパーの乾物コーナーで売ってる乾燥錦糸卵使用、
甘酢漬け胡瓜※、パック入り白菜キムチ、チェリー、ゆで卵、リンゴ、「パック入りチャーシュー」。

作例右は、同じく乾燥錦糸卵、セブンイレブンで売ってたオイキムチを刻んだものと、オイキムチにはさまってる細切ダイコンキムチ、リンゴ、ゆで卵、パック入りチャーシュー。
      
※甘酢漬け胡瓜(揉み胡瓜)の作り方=1ミリ〜1.5ミリに輪切りした胡瓜をビニール袋に入れて、「ミツカン甘酢漬けの素」で揉むだけ、香りづけにゴマ油を数滴たらして揉むと美味しい
                  
左から、乾物コーナーの「錦糸たまご」、「ミツカン甘酢漬けの素」、セブンイレブンの「オイキムチ」
オイキムチは真ん中の細切りキムチ大根も使えて便利。
                その他、ビビン麺に合う具材
 千切り胡瓜 (細く切った胡瓜を氷水にさらしてシャキっとさせたもの)
 千切り林檎or梨 (皮が付いたまま細切りにします)
 ビビンバ用ナムル各種 (スーパーのお惣菜コーナーでビビンバの具として売ってるもの)
 水キムチ各種 (ダイコンやキュウリ=オイキムチ、辛くない赤くないキムチです。)
 パイナップル (盛り付けとして、林檎や梨のかわりに)
 松の実 スーパーの中華食材コーナーで売ってるスイカの種に似たナッツ
 クコの実 中華食材コーナーで売ってる赤いドライナッツ
  
       ↓スーパー、韓国食材店で買えるビビン麺いろいろ

大手スーパーで売ってる
大阪鶴橋、徳山物産
  「徳山ピビン麺」

大手スーパーで売ってる
焼肉チェーンと提携、東洋水産
   「牛角ビビン麺」

韓国食材店など
「大麦ピビム麺」

韓国食材店
より輸入品
↑これら、市販の「ビビン麺」には上記レシピでわざわざ作らなくとも、タレがちゃんと付いています。
・・・・が、そのタレをより美味しくする秘伝がこれ↓。
  秘伝!ビビン麺タレ・グレードアップ法
●.スーパーでも売ってるチューブ入り(もしくはビン入り)「もみじおろし」をタレに混ぜ込ます(1人前につき大さじ1杯〜2杯)これは上記「ビビン麺タレ手抜き裏ワザレシピ」で作ったタレにも有効。
さわやかな辛味がつき、すりおろし大根の粒子感で、麺との絡みもよくなります。

●もみじおろしがない場合、裏ワザレシピをつくるのと同じで、付属のタレに林檎か梨を1人前につき1/8個ほどすりおろし、タレに混ぜ込むと粒子感のあるフルーティな本格派になります。
この場合、すでに調合されているタレの味が甘くなってしまうで、そのぶん、コチジャンとお酢を足して味を調整します。


     サラダかバンバンジーで簡単盛り付け
●コンビニサラダを盛り付けて「サラダ・ビビン麺」もしくはデパ地下やスーパーの棒棒鶏を盛り付けて「バンバンジー・ビビン麺」にすると、具材を揃える手間が省けます。
ゴマ味のサラダドレッシングやバンバンジーのタレなら、ビビン麺のタレと混ざっても違和感ありません。
※ちなみに棒棒鶏(バンバンジー)のタレは、味の素のCook Do(サッパリ味)より、丸美屋のもの(コッテリ甘口)が麺料理に合います。
お店のビビン麺
 
焼き肉しんちゃん(九州)                冷麺館(大阪) 
焼き肉しんちゃんは、タレがペースト(半固形)状ですね、これに似たビビン麺を心斎橋の韓国料理店で食べたことがあります。どうしてタレを固くするのか、粘度の高い水飴を使うのでしょうか?プロの技は解明できてません。

冷麺館は心斎橋の東急ハンズの一本南の細い通りの心斎橋店に行ったことがあります。
このビビン麺はサツマイモでんぷんで作った麺で、なんというか、伸びのあるピロロ〜ンとした食感です。
タレはフルーティーな”粒子感”と甘さがありました。
この冷麺館ビビン麺が「どっちの料理ショー」で紹介された時に、すりおろし林檎や水飴を使うことが判明しました。
     追加情報! ボトル入りビビン麺タレ
韓国食材店で売ってるピビン麺のタレは小袋タイプ(グルメ情報コラム「上野コリアンタウンみやげ」参照)のものは結構あるんですが、ボトルタイプは全国的にも珍しく、入手しにくいものです。
もっと全国レベルで、近所のスーパーで買えたるようになってほしいのですが・・・。
           
左:まるきん[ビビン麺のたれ」(高麗物産)
         右:李朝園「チョコチュジャン」(李朝園株式会社)       
●左は上野コリアンタウンの東のカドにある韓国食材店「まるきん」さんで売ってって、辛さと甘さのバランスが良く、コクがあって、これぞビビンのタレって感じで、ベストな味です。

●右は李朝園さんの「チョコチュジャン」ですが、他社の同名商品にくらべ、麺にあうように甘く濃い味付けがされてます(他社の「チョコチュジャン」はサラダ用ドレッシングでビビン麺には不向き)。
李朝園さんは大阪や神戸に韓国料理店も出してたので、以前は店頭で買えたのですが、今は店が閉店してしまったので「楽天」などの通販、オンラインショップでのみ(?)購入可能です。
ビビン麺のタレとしては「まるきん」さんよりサッパリ味です(材料にオレンジ果汁などもブレンドされてるようです)。
オマケ>オンラインショッピングで取り寄せるなら
楽天市場で「安さんがつくるキムチ」というショップで取り寄せられるビビン麺セットがおすすめで
↓(この写真は楽天市場より転載したもの)。
麺(そば粉入り細麺半生タイプ)と自家製タレと具(ナムル4種+そぼろ肉)がセットになった「ビビン麺セット」2人前、1550円。自家製タレの別売りもあるようです。

実店舗名 :焼肉&キムチの店「マルシン」 (東京品川区)、楽天市場名: 安さんがつくったキムチ

 実際に「安さんがつくるキムチ・ビビン麺セット」取り寄せて作ってみました
   
韓国海苔もついてます(左上)       ↑ゆで玉子と胡瓜漬けだけ足しました。


韓国海苔はこの写真を撮ってから指でちぎってふりかけました。
銀の冷麺鉢は去年、上野で買ったものです。
今回用意できなかった(買い物行く暇なかった)けど林檎やパイナップルなどのフルーツ、キムチ、松の実などを加えれば、高級店のビビン麺になります。
 ハッキリ言って、ものすごく美味しいです。
値段は安くないけど、麺の茹で時間(40秒)さえ間違わずに(氷水で麺をキュっとしめたら)、ちょっと高いこの値段も決して惜しくないはずです。
タレが粒子感(モロモロ感)のある手作りならではの味と食感です。
タレは予想以上に甘いです。
きっと、食べる時にお酢を足すことを想定してタレの味を甘めに設定してあるのだと思います。
ビビン麺未体験の人も、レッツ・トライ!
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