追想・萌え日記 | ||
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胸毛の鬼軍曹 | ||
ポートレート |
晩年のアルド・パパ |
真昼の欲情(’58) イラストポスター |
軍人役、特に”鬼軍曹”役を得意としたアルドレイさんの映画を最初に見たのはジャック・パランス主演の「ドラゴン爆破指令」(’67)で、やはりテレビで中学の時でした(なんとアルドの女装するシーンがあります)。 そのすぐ後、「裸者と死者」(55)というかなり若い頃の映画をテレビの深夜劇場で見ました(文字どおり”鬼軍曹”で一瞬、裸になるシーンありましたが、役柄は良くない)。 その後、高校時代に神戸の古本屋で彼の出演作「真昼の欲情」の上半身裸の写真が載ってる映画雑誌を見つけた時はすごく興奮したものです。 その後、ハンフリー・ボガート主演の「俺たちは天使じゃない」(’55)や、リタ・ヘイワース主演「雨に濡れた欲情」(’55)をテレビで見ましたが、裸になるシーンはありません。 上記2作は若すぎたけど、ちょっと太って渋みも出てきた「地上最大の脱出作戦」(’66)や「グリーンベレー」(’68)の男っぽい軍曹役にはしびれてしまいました。 戦争は絶対反対だけど、どうしても徴兵制度で軍隊にはいらなければならない場合、もし、こんな人が上官なら、どこまでもついてゆきたいと思うでしょう。 今思えば、当時の僕にとってはアルド・レイおじさんは外人オナペットNo.1の存在という気さえします。 しかし、神戸であの映画雑誌を買ってからというもの、ずっと憧れ続けた「真昼の欲情」だけは見る機会が訪れなかったのです(テレビ放送もビデオもなし)。 最近になって、日本とは方式がちがうアメリカ製DVDが見れるソフトを購入したので、アメリカ製DVDをオンラインショッピングで購入し、やっと念願叶って見ることができました。 (考えてみたら、世の中、便利になったものです)。 この「真昼の欲情」では、あきらかにアルドさんをセクシーに見せるための凝った演出があります。 カメラはまず暗い廊下を歩いてくる"アルド兄ィ"を上半身裸のシルエットでとらえます。 シルエットだけど厚い胸板の逞しい体だとわかります。 次にカメラは、庭にいるヒロインに対して自分の存在を知らせるためにマッチに火をつける(壁に擦るだけで火がつくアメリカマッチ)アルド兄ィをとらえます。 それまで真っ黒な影だったアルド兄ィの上半身がマッチの火にてらされて姿を現すというゾクゾクするような演出です。 マッチの灯に照らし出されたアルド兄ィの恐ろしいほどの胸毛が強烈です。 それは女性に対してではなく、映画を見ている男性同性愛者に対してのアピールです(たぶん)。 |
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「真昼の欲情」 ポスターと劇中カット |
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ただ、ぜいたくを言えば「真昼の欲情」のアルド兄ィは若すぎるのです(当時32歳)。 ”アルド兄ィ”ではなく、”アルド・パパ”という雰囲気になってからの作品で、あの立派な胸毛がたっぷり見れる映画が見てみたいです。 40歳当時の「地上最大の脱出作戦」以降で日本で公開された作品では裸を見せる映画を僕は見たことがありません(この「〜脱出作戦」では裸にこそならないものの常に軍服の前を開いて胸毛を出してるのでセクシーです)。 かなり歳とって、晩年に近くなってから、アルド・パパはポルノにも出るくらい落ちぶれた(?)そうだけど、男女ものポルノでも、温厚なおじさんとなったアルド・パパの胸毛がたっぷり見れるなら、すご〜く見たいです(日本未公開でタイトルわからず)、みなさんもそう思うでしょ? 数年前まで、海外にアルドさんのファンサイトがあり、セクシーな写真が見れたのですが、残念なことに今は閉鎖してしまったようです(画像を保存しときゃよかったのに・・・と、後悔してます)。 その海外ファンサイトでは裸でマッサージを受けてる写真があり、40歳以降の出演映画の1シーンのようです。 アメリカのゲイサイトでは有料でアルドさんのヌードが見れるのもあるようだけど、海外サイトって面倒くさいですね(英語弱いし)。 どうやら、アメリカではゲイ男性の”セックスシンボル”として語りつがれる存在らしいアルド・レイさん。 ビデオレンタルでは、ジョン・ウェイン主演「グリーン・ベレー」で42歳のアルド軍曹を見ることができますが、裸は見れません。 僕はまだ未見なのですが「狼は天使の匂い」(’73、ルネ・クレマン監督)など、見たい作品もあります。 あのマッサージ写真は、この映画のものかも知れません(単なる勘にすぎないですが)。 海外版でもいいから「真昼の欲情」のDVDが欲しいと思った人は原題「God's Little Acre」で探してください。海外版DVDをオンラインで買えるショッピングサイトは複数あるようです。(その後、字幕付き日本版が発売されていることが判明=追記その2参照) また、アルドおじさんが胸毛を見せる映画の情報、ご存知の方、教えてください。 2006.8・2改 |
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追記:「地上最大の脱出作戦」(’66年、ブレイク・エドワース監督の戦争コメディ)の日本国内版DVD(千円未満のロープライスで日本語吹き替え選択可)が発売されているようです。「グリーン・ベレー」よりもこちらのほうがアルドさんの魅力が出てるし、作品自体も楽しいので、興味ある方はぜひ、買って見てください 追記その2:「真昼の欲情」の日本版DVDは紀伊国屋書店から発売されていたようです(5000円くらい)。 タイトルは原題直訳の「神の小さな土地」で劇場公開よりも長い完全版、40ページのブックレットがついてるそうです。 紀伊国屋オンラインショップのURL http://forest.kinokuniya.co.jp/ (コピペして”神の小さな土地”で検索してください) |
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