追想・萌え日記 | |
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フランス映画の国民的スタア |
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作品名不明・仏ポスター ロミー・シュナイダー共演だけど「過ぎ去りし日の・・・」ではない未公開作? |
「サン・スーシの女」(1982) |
「欧米人なら胸毛パパ」で語ったとおり、中学から高校にかけては欧米人の胸毛おじさんに憧れてたので、アメリカ人かフランス人かイタリア人に生まれたいと思ってた時期もあります。 それもやっぱり、金髪ぽい北欧系ではなく、髪の黒っぽい南欧系の人が好きでした。例外もあるけど、髪がブラウンでも胸毛は黒いアルド・レイのような人はセクシーに感じてました。 もし、日本でなく、欧米の国に生まれてたなら、“すね毛おじさんフェチ”ではなく“胸毛おじさんフェチ”になってたでしょう。 日本人でも胸毛の濃い人はたまにいますが、ごく稀な例外を除いて、日本人の胸毛の生え方は、あまりカッコ良くない場合が多いです。 カッコいい胸毛の日本人おとうさんも、いるにはいるけど、本当に本当に低い確率でしか存在しません。 やっぱり一般的イメージで胸毛がサマになるのは“外人のおじさん”っていうイメージが、僕の中にはあるのです。 それはやっぱり、中学、高校のときに見た外国映画や外国テレビ番組の影響です。 前回は「名犬ブーメラン飛んでこい」のおじさん(俳優名不明)と「ロリータ」のジェームス・メイスンにシビれた思い出を紹介しましたが、まだまだあります。 中学の時はテレビの深夜劇場を見ながら自慰することが、擬似セックス体験だったのかもしれません。 それでは、「ロリータ」以後の、ものすごくシビれる“外人胸毛おじさん”のつづきを紹介したいと思います。 それは「脱走部隊0013匹」という‘66年のアメリカ・フランス合作映画で、太平洋戦争中の日本軍捕虜の話でコメディっぽい戦記ものです。 この映画は荻昌弘さんが解説してた月曜ロードショーという夜9時からの枠で放送され、その後、深夜枠で再放送されました。 主演は歌手のシャルル・アズナブールですが、セクシーなのは彼ではなく、アズナブールさんの上官(隊長)役の俳優さんです。 その俳優さんの名前は今もわからないのですが、僕はある時期まで、フランス映画の大スター、ミシェル・ピッコリだと思っていました。 全然別人だとは後でわかるのですが、胸毛の凄さはピッコリさんにも負けない、顔も渋い貫禄のある俳優さんです。 映画ではシャワーシーンと上半身裸のシーンがかなり長くあり、すごく“抜ける”映画だったのだけど、その後、再放送されることも、ビデオ化されることもなく現在に至ってます。 |
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それはさておき、ここでやっと胸毛おじさんの真打、ミシェル・ピッコリさん御本人の登場となります。 この人の立派な胸毛が見れる「軽蔑」(‘63ジャン・リュック・ゴダール監督)という映画の存在を芳賀書店から出てたブリジット・バルドー写真集で知り、長いことこの映画に憧れててました。 しかし、やっとこの映画のテレビ放映を見たとき、肝心のピッコリさんの役柄が、小心で優柔不断な設定なので、なぜかあまり気分が乗らかったのです。 今なら、小心おじさんは可愛いと思えるのですが、当時の僕は子供だったので、映画のうえでの役柄で気分が乗らなかったりしたのでした。 映画としての「軽蔑」そのものは独特の映像美あふれる作品で、それなりに印象的でしたが・・・・。 確か南俊子さんだったと思うけど(確信ない)女性映画評論家が解説する洋画番組でピッコリ映画が放映された時、「フランスではとっても人気があるんだけど、日本の女の子には彼の魅力はわからないでしょうね」と残念そうに語ってたのを憶えています。 俊子さんのその言葉を聞いて「そうかぁ、日本の女の子って・・・ダメだなぁ・・・」と、僕も残念な気持ちになりました・・・・・と同時に、もし女性に生まるなら日本女性ではなく、フランス人女性に生まれ変わりたいと思いました。 彼、ピッコリさんの映画はお約束のようにシャワーシーンや入浴シーンなど胸毛を見せるシーンが用意されてるのですが、それらの胸毛映画(?)が何本も日本未公開のままなのがもったいないです。 このピッコリさんを日本の俳優さんに例えると、小林桂樹さんか三国連太郎さん的なポジションなのかな?と思うと、そうでもなさそうなのです。 と、いうのも、70年代で、彼、ピッコリさんは地元のフランスで“世界一セクシーな男”に選ばれてるからで、重鎮スタア=演技派というより、むしろ人気スタアだったのでしょう。 70年代にはテレビで彼を特集したスペシャル番組が何本も作られて放映されてるようだし、派手なミシェルピッコリ・ブームがあったのかと予想できます。 日本での認知度の低さからは信じられないです。 |
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ハゲで毛深いおじさんが”世界一セクシー”な男だなんて、昔も今も日本の女の子にはわからない感覚でしょうね。 なお、主演作で彼の胸毛が見れる映画としては「サンスーシの女」「地獄の貴婦人」「ビヴァラヴィ」「恋の病い」「五月のミル」「汚れた血」などがビデオやDVDなどでレンタルできると思います。 2006.7.23記 「ヴィバ・ラビィ」 (1984)の逆光で輝く胸毛 |
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